筆者健太朗の節約意識
わしは月に一度ほどしかコンビニに立ち寄って買い物をしないのだが、人によっては週に数回など、コンビニでしょっちゅう買い物をする人はお金に余裕があるのかと不思議に思ってしまう。
お金がないのなら支出を減らすために買い食いをなくすなど買い物の頻度を減らすのが最適で、しかも値段が割高なコンビニで買い物などはどんどん手元のお金が無くなっていくので控えている。
また同様に飲み物が欲しいからといって自販機で飲料を買うことがない。安くても100円高いと180円といった出費を仮に毎日一本ずつしていったら、月に3000円前後が消えていく。お茶や水道水などを水筒に入れて持ち運べばペットボトルや空き缶のごみも出ない。
おなかが減ったからといってすぐにファミレスやラーメン屋に行くこともない。食べたい食材をまとめ買いして用意しておき自炊をメインに、食事は自宅、職場なら弁当で済ませている。過度な節約意識は大きな反動を生み、あれもこれもとお金を使いすぎてしまうので週一回の楽しみ、気分転換として外食を利用するようにしている。
お金持ち思考への道
これらは節約の一例だが、お金の出入りを気にする人は支出を見直すことを徹底する。家賃やローンなどの固定費、電気水道ガスの見直し、スマホ契約の見直しなど無駄な出費をとことん減らして貯金を増やしている。お金持ちの思考法や毎日の習慣、失敗談などを学んでできるだけ多く真似することが豊かさへの近道だ。
さらに上を目指す人は節約や支出の見直しで満足することはない。年収を上げるために仕事で結果を出したり、より良い待遇を求めて転職したりしている。これらをせずとも貯金を増やした人は株式の勉強をしたり副業に時間を費やして収入を増やしたりといったことに積極的だ。
社会人になってからが本当の学び
多くの人は義務教育を終えて高校に進学し高卒で、或いは大学に進学したのち社会人として企業で働いている人が多数派であろうが、学校を卒業したからといって勉強・学習が終わったわけではない。むしろ社会に出てからが勉強・学習は本番を迎えたといえる。
なぜなら義務教育や高校・大学はテストで高成績を取るため、入社試験に受かるための知識を暗記して覚えたり、社会での理不尽に耐える忍耐力を鍛える場所であって、世に出て自立して生きていくための重要な知識、幸せに生きるための習慣や考え方はほとんど教えてくれない。
教師だけでなくあなたの友人や知人、親も親戚も、会社の先輩上司も自立して生きていくための知識はほとんど持ち合わせておらず、会社に勤めて命令通りに動く都合のいい存在になるための教育しか受けていない。
無知はとにかく損をし続ける
お金、税金の知識や政治経済、役所での書類申請など、実用的な知識に関して無知だと何が起こるかーーーー。
節税できるはずの税金を多く払い続け、自分が対象となっているはずの給付金申請をするという発想に至らず、いつまでも自分が損をし続ける。無知で自主的に学習をしない労働者のままではいつまで経っても豊かになれないのだ。
国や行政は各種税金は容赦なく徴収するが、給付金や節税についてのことは一切教えてくれない。あなたが積極的に調べ知識を得て役所に出向き、自分が対象となる給付金申請や確定申告をしない限り、給料から引かれる税金は減らせないし給付金ももらえないのだ。
甘やかされすぎな日本の会社員
あなたがお金に困っていて自由に使えるお金を増やしたいのならば、知ることができなかった知識を積極的に学ぶしかない。ただでさえ会社員という存在は、その企業の経理部の社員が自分も含めた全社員の総支給額から源泉徴収、つまり所得税住民税、健康保険料、社会保険料といった差し引きされるお金の計算を肩代わりしてくれているから、一般社員は税金に関して無知にならざるを得ないのだ。
海外では源泉徴収はあるが、税額調整のためや自営業、副業収入がある場合に確定申告をする国が多い。会社員の納税が簡易的な年末調整のみで確定申告が一切不要、面倒な手続き無しに完結する例は日本ぐらいといってもいいだろう。
身近な法律を知れば身を守れる
生活に必要な法律の知識もあまりに知らなさすぎる。
そんな状態だと、日常のちょっとしたトラブルでも不安が増えがち。だが、基本的なルールを知っておくだけで自分の権利を守れたり、無用なリスクを回避できたりする。まるで“宇宙の法則”のように、知ることで心の波動も整い、安心して暮らせるようになる。
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