日本人の隠された役割を知る
日本は古くから神道、そして仏教の思想を大切に守り続けてきた国で、神道の八百万の神々の思想は身の回りのすべてのもの、米粒一つ一つにさえ神が宿っているとされる。だから物を大切に長く扱い、食べ物も残さず有難くいただこうという崇高な精神性として代々受け継がれている。
仏教は聖徳太子がいた時代に中国から渡ってきたもので、一七条憲法は仏教思想を元にして制定されたことで知られる。「和を以て貴しとなす」とは単なることわざではなく、一七条憲法の第一条に掲げられていた和を重んじる精神性こそが第一であるという考えに基づくものだ。
偽りの近代史
我々は義務教育の日本近代史で、第二次世界大戦中にかつての大日本帝国が東アジアの国々を侵略して征服し、植民地にしたと歴史の授業で教わった。だがこの歴史は事実を捻じ曲げて教えられている。
学校で習った近代の歴史は戦後日本が連合国に敗戦した際の占領政策として植え付けられた誤った歴史認識なのだ。GHQが日本を二度と戦争ができない国にするために日本国憲法を制定し、国家神道の禁止や天皇制の廃止、学校教育や食事の改変、米軍基地の配置と米軍人の駐留、日本人のかつての精神性を徹底して消滅させるためにあらゆる政策が押し付けられた。
信教の自由や3S政策、天皇の象徴化、愛国心の否定など、日本人の精神性をも否定、禁止され徹底して弱体化されてしまった。
しかし、その流れを知ることで“見えない枷”に気づき、本来の感性や思考を取り戻すきっかけにもなる。歴史を学ぶことは、心の波動を整え、自分の軸を再構築するための大事なプロセスとなる。
足りないことに目を向け続けていると、心に余裕がなくなっていき日常の幸せ、豊かさに気づけなくなる。
仏教の教えに「知足(ちそく)」という言葉があり、今あるものを尊び満ち足りる心を育てる大切さを示している。
趣味のコレクションやお気に入りの洋服をいくつも持っているが、また新しいものが欲しくなったりしていないだろうか。
コンビニでの買い物や流行のアイテムを買いそろえないと時代遅れな気がして買いそろえることが日常になっていないだろうか。
果たしてそれらは今の自分の生活を犠牲にしてまで必要なものかどうか、よく考えてみる必要がある。
視点を変えるだけで、波動がふわっと軽くなり、毎日が少しずつ豊かに見えてくるはずだ。
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