3.あなたの存在価値
「自分はだれからも必要とされていない」「何の役にも立たない自分は生きていても価値がない」
「周りに迷惑ばかりかけている気がして自己嫌悪になる」といった思いを抱いたことはあるだろうか?
そのような思考がどんどん強くなると負のスパイラルに陥り、ひどくなると自傷行為や自殺未遂に走ってしまう人がいる。
死にたいけど死ぬのは怖いから何とか踏みとどまって懸命に生きようとしているのは偉いことだ。
だが、そのような痛み苦しみを感じられるのは人間として生きている今だけの貴重な経験なのだ。
魂が本体、肉体は貸衣装
というのも人間という存在は肉体と魂でできているというのは誰もが知るところだろう。あらゆる人間は生まれる前はもともと肉体を持たない魂の状態だった。
今我々が暮らしているこの次元が3次元空間で、この世より高次元のいわゆるあの世で存在していた期間がある。
あの世では肉体を持つことによる行動の制限や時間の制約、一切の苦痛がなく望みが何でも叶うという満ち足りた世界だった。だがそこで長く暮らしていると魂の成長や経験の積み重ね、痛みや苦しみという低次元の体験ができずに退屈な状態が永遠に続く。
例えるなら
そこで魂たちは肉体による行動の制限や時間の制約、痛み苦しみを体験し魂を成長させるために自ら選んでこの世に生まれることを選んできた。
仏教に説かれた生まれる前の世界
仏教では生まれる前の子どもが親を選んで生まれてくるということが説かれているが、まさにこのことだ。だが、この世に生まれてくるのと引き換えに、あの世での記憶を一切消されてしまう。
仏教では「失本心故(本心を失うが故に)」迷い悩むと説かれている。
身近にあふれる見えない存在
幽霊や守護霊、宇宙人や神仏など、目に見えない存在をただ自分は見たことがないとか科学的に証明されていないとかで否定する人が一定数いる。
だが、今や多くの人々が利用しているスマホやパソコンといった電子機器は人間の目には見えない電磁波や赤外線を活用して毎分毎秒広範囲にわたって通信のやりとりをしている。電磁波が発見されて利用されるようになって150年も経っていないのだから歴史としてはまだまだ浅い。
動物たちにはテレパシーが当たり前?
自然に目を向ければ、超音波でコミュニケーションをとる生き物やテレパシーのようなもので他の生き物や人間と意思疎通をする生き物は地球上にあふれている。動物同士のコミュニケーションはいまだに解明されておらず、動物たちが巨大地震の前兆を察知して異常行動をしている可能性があるのも因果関係はいまだに未解明な部分が多い。
宇宙も地球もわからないことだらけ
宇宙に目を向ければ、ブラックホールや多次元宇宙の存在などは科学技術が発展した現代でも未解明の部分が非常に多く、宇宙全体のことを人類はたった4%しか解明できていないのだ。
宇宙どころか地底や海底のこと、人間の体の仕組みさえも未知の可能性があり分からないことだらけなのだから、見えない存在に関しても科学が発展していけば観測できるようになる可能性は十分にあるわけだ。
自分の身近に寄り添ってくれているかもしれない幽霊や守護霊、先祖の魂、人間の活動を見守っているかもしれない宇宙人や高次の存在などを目に見えないからと言って否定するのは、あまりに短絡的かつ知性が低いと言わざるを得ない。
痛みも苦しみも魂の成長に必要
あなたの今までの人生で辛かったことや嬉しかったこと、失敗した経験や運がいいと思ったことなどは数えきれないほどあると思うが、その全てはあなたが魂の成長をするために必要だったこと。うまくいかなことであったとしても、その時の経験が活かせる機会というのがそのうち現れてくるはずだ。
目には見えない守護霊や先祖の霊、龍神や福の神などのあなたを見守っている存在が、あなたを成長させたくて様々な出来事を経験させているのかもしれない。
魂の目的
魂を成長させるために人はあらゆる痛みや苦しみを経験していく。そんな苦悩の中でも他人への親切や愛情であったり、欲張らずに他人と喜びを分かち合う心であったり、人を赦せる気持ちを学んでいく。
苦痛を味わうことでそれらから解放され報われた時の喜びや感謝の気持ち、愛情が深く大きくなり、より幸せを感じることができる。
様々な経験を積むことで魂に磨きがかかり、より輝きが増していくのだ。
自ら望んでうまれてきているのだからちゃんと目的がある
生まれる前の記憶が消されてしまうことで人生に迷い悩んでしまうのだが、人には最も喜びを感じられる行動というものがある。
それは自分が相手のために労力を費やしたりお金を使って目の前の人が感謝し喜んでくれるところを見た時だ。
アメリカのハーバード大学とブリティッシュコロンビア大学の共同研究で「お金をどう使うと幸福度が高まるのか」という実験が行われた。
実験の内容はこうだ
- 参加者をランダムに二つのグループに分ける
- 自分のためにお金を使ってもらうグループ
- 他人のためにお金を使ってもらうグループ(プレゼント、寄付、おごるなど)
使う金額はわずか5~20ドル程度
結果:幸福度が高まったのはどっちか
- 結論
他人のためにお金を使ったグループのほうが、明らかに幸福度が高まった。
これは世界的にも話題になった結果で、使った金額の大きさには関係なく「誰かを思って使う」という行為自体が幸福感につながることが判明した。
しかも幸福度の持続性も後者のほうが高く、相手が喜んでくれた様子がずっと記憶に残っていて実験に参加した被験者も嬉しかったということがわかっている。
この実験からわかることは、人に喜ばれることをしていればずっと幸せをを感じられるということだろう。脳の仕組みとしてもこのようなことがわかっている。
- 「利他的行動」が脳の報酬系を刺激する
- 同時に“つながり感”が増える
- 自己肯定感(誰かの役に立てた実感)や満足度が上がる
結果幸福度が上がるということだ。
仏教の「布施」とも同じで、他者のための行動が自分の心を豊かにするという宇宙の法則そのものだ。
結局のところ、人に喜ばれることだけをしていれば十分なのではないかと思う。
世の中のあらゆる仕事というのは本来誰かを喜ばせる行動のはずだ。
4.内容のまとめ
企業に勤めていれば安泰という時代は終わり、日本はバブル崩壊以降の不況と増税、円安や物価高で「普通の生活」ですら贅沢になりつつある。一方で、日本は治安やインフラ、医療制度など他国と比べて今なお恵まれた面も多く、海外移住も決して楽ではない。
そんな中で生き残る鍵となるのが“知識”だ。お金や税金、政治、法律を知らない人ほど損をし続け、テレビや新聞、スマホに思考を奪われれば、ますます支配されやすくなる。
だからこそ本を読み、図書館や書店に通い、情報を自ら取りにいく姿勢が重要になる。さらに、仏教の「知足」や日本の精神文化、見えない世界の存在に心を開き、自分軸と魂の成長を大事にすることも欠かせない。他人や過去は変えられないが、自分の捉え方とこれからの行動は変えられる。
科学的な研究でも示されているように、「自分のため」だけでなく「誰かのため」に時間やお金を使うことで幸福度は高まり、存在価値の実感も深まっていく。知識と行動、そして精神性のアップデートこそが、この厳しい日本社会をサバイブし、大切な人と自分自身を守るための最大の武器になるのだ。
あとがき
ここまで長々と読んでいただき感謝いたします(*’▽’)
自分でもまさかここまで長い文章になるとは思わず、夢中で書き続けていました。
宇宙の法則やスピリチュアル、仏教の知識を総動員して表現した作品になりました。
今後も読む人みんながワクワクする、自分も書いてて楽しいブログを作っていきますので応援よろしくお願いしますペコリ(o_ _)o))

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