「毎日3食食べているのに体の元気が出ないことってありませんか?」
「何となく体がだるいことってありませんか?」
「朝起きるのがだるかったり、仕事に集中できないことってありませんか?」
健康のためにきちんと3食食べている。
それなのに年間を通して体調を崩す頻度が多い、
健康診断で数値が引っかかる、
風邪にかかりやすい、
慢性的なだるさが続く――そんな経験はないでしょうか。
医者に毎日3食摂るようにと言われた人、
子供の頃から3食が当たり前だと思ってきた人、
健康のためには3食が大事だと信じている人ほど、この問いは重要です。
本記事では、歴史・医学・生活習慣の視点から、現代の食生活を冷静に見直します。
現代では常識と言われる1日3食健康法でも、それこそが不調の原因である可能性があります。
目次
- 1日3食はいつから常識になったのか
- 飽食の時代と生活習慣病の増加
- 胃腸は休む時間を失っていないか
1日3食はいつから常識になったのか
1日3食が広く定着したのは、日本では江戸時代後期以降とされています。
それ以前の農民や町人の多くは1日2食が一般的でした。
さらに人類史全体で見れば、狩猟採集時代は安定して毎日3回食べられる環境ではありませんでした。
長い進化の歴史の中で、人類は空腹と共に生きてきました。
食料が得られるときに食べ、得られないときは食べない。
現代のように、毎日決まった時間に十分な量を食べられる環境は、進化の時間軸から見ればごく最近の出来事です。
3食は「自然の法則」ではなく、社会の発展とともに広がった習慣なのです。
飽食の時代と生活習慣病の増加
戦後、日本は経済成長とともに食料が豊富になりました。
脂質や糖質を多く含む食品が普及し、摂取カロリーは増加しました。
一方で、高血圧、動脈硬化、2型糖尿病といった生活習慣病が増加しました。
これらの病気は感染症とは異なり、
食事内容や運動不足、肥満などと強く関連しています。
もちろん3食そのものが直接の原因と断定はできませんが、
過剰なエネルギー摂取が慢性的に続くことはリスク要因になります。
食べ物が不足していた時代から、過剰になった時代へ。
私たちの体がその急激な変化に完全に適応できていない可能性は否定できません。
胃腸は休む時間を失っていないか
食事をするたびに、胃腸は消化・吸収のために働き続けます。
消化にはエネルギーが必要で、血流も消化器官に集まります。
もし間食を含めて一日中何かを食べている状態であれば、胃腸は十分に休息をとれていない可能性があります。
近年、一定時間のみ食事をする時間制限食が研究され、
消化器官を休ませることの重要性が注目されています。
ただし、極端な断食は推奨されていません。
重要なのは、常に満腹であることが必ずしも健康ではないという視点です。
軽い空腹は体の調整機能を働かせる可能性があると考えられています。
参考書籍

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