~第二章~
ネガティブとポジティブの言霊が自分に与える決定的な差
不平不満、悪口、泣き言、愚痴を口にすると、
心は重くなり、イライラや不安が増えます。
すると呼吸は浅くなり、表情はこわばり、
人相も暗くなっていきます。
一方で、「嬉しい」「楽しい」
「ありがとう」「ついてる」「幸せ」
といったポジティブな言葉は、脳を安心させ、
自然と表情を柔らかくします。
口角が上がり、目元が緩み、
顔全体が明るくなるのです。
無理に前向きになる必要はありません。
ただ一言「ありがとう」と言うだけでも、
脳と体は良い方向へ反応します。
言霊とは、現実を魔法のように変えるものではなく、
自分の表情・雰囲気・生き方を静かに整えていく力。
言葉を変えれば、顔が変わり、
顔が変われば、人生の流れも自然と変わり始めます。
ネガティブな言葉が周囲に与える影響|空気は伝染する
イライラした人がいると、場の空気が重くなりますよね。
逆に、明るく前向きな人がいると、不思議と気分が軽くなります。
言葉は自分だけでなく、周囲の感情や行動にも影響を与えます。
不満や愚痴が多いと、聞いている側も
知らず知らずのうちに疲れてしまいます。
家族関係、人間関係、職場の空気――
「なんでうまくいかないんだろう?」
と感じるとき、言葉の使い方を振り返る価値は十分にあります。
ポジティブな言葉が生む変化|嬉しい・楽しい・ありがとうの力
一方で、
「嬉しい」「楽しい」「大好き」「愛してる」
「ついてる」「幸せ」「ありがとう」
こうした言葉は、言った本人の脳と体を
安心モードに切り替えます。
安心状態になると、脳は柔軟になり、
創造的な発想や前向きな行動がしやすくなります。
すると自然と行動が変わり、人との関係もスムーズになります。
無理にテンションを上げる必要はありません。
小さく「ありがとう」と言うだけでも、
心は少し軽くなります。
その積み重ねが、ウキウキ、ルンルンとした感覚
を増やしていくのです。
仏教の教え「身口意の三業」から見る言葉の重要性
仏教には「身口意(しんくい)の三業」
という考え方があります。
- 身:行動
- 口:言葉
- 意:心(思考)
この三つが人生を形作るとされ、
その中でも口(言葉)は最も調整しやすいとされています。
心をいきなり変えるのは難しくても、
言葉なら今日から変えられます。
言葉が変われば、少しずつ思考も行動も変わっていく。
だからこそ、仏教では言葉を非常に大切にしてきたのです。
「死にたい」「無理だ」という言葉が脳に与える影響
強い言葉ほど、脳への影響も大きくなります。
「死にたい」「もう無理だ」
といった言葉を繰り返すと、脳はその状態を
“現実的な選択肢”として認識します。
すると体は守るために活動を抑え、
気力や行動力が落ちていきます。
新しい挑戦を避けるようになり、
世界がどんどん狭く感じられるようになります。
これは誰かを責める話ではありません。
言葉が脳を引っ張る仕組みを知ることが大切なのです。
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